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グループホームの人員基準

グループホームは、スタッフの人員確保数によって運営状況が左右されます。ただ人数を配置すればよいのではなく、どのポジションにどれだけの人員が必要なのか?必要なポジションや人員の基準は何なのか?よく考えて設置しましょう。グループホーム運営時における人員基準などについてや注意したいポイントなど、わかりやすくまとめました。

役職別グループホームの人員基準

グループホームでは介護職員以外にも、たくさんの人員配置が必要とされます。グループホームにおける各役職の人員基準を見てみましょう。

介護職員の人員配置基準

グループホームにおける介護職員の人員基準は、利用者3人に対して1人以上と制定されています。介護職員のうち1人は常勤が必須条件となり、夜間や深夜勤務においても、常勤者1名以上の配置が必要です。介護職員の中にはアルバイトやパート勤務の介護職員もいるため、人員配置時には雇用形態にも注意しましょう。介護職員は時間帯によって、必要な人員数に大幅な変動が生じやすいポジションです。稼働の多い時間帯はいつか?どのケアに何人のスタッフがいると運営しやすいのか?など、シーン想定しながら人員配置を進めましょう。

計画作成担当者の人員配置基準

計画作成担当者は、利用者ごとに合わせて介護計画表を作成したりケア内容を考えたりなど、ケアマネージャーとしての役割を担当します。計画作成担当者の人員配置基準は、ユニットごとに1人以上の配置が必要です。計画作成担当者は、以下2つの条件をクリアしていることが義務づけされています。

計画作成担当者に配置される人の中で、1人以上はケアマネージャーの資格所持が必要なので、確認しておきましょう。

管理者の人員配置基準

管理者は、グループホームを運営する上で必要な業務をユニットごとに幅広く管理します。スタッフの人事や労務管理はもちろん、経営における収支管理や運営管理など、業務内容はさまざまです。また、管理者自身が現場に入って介護職を担当することもあるため、各種資格も必要でしょう。管理者の人員配置基準は、ユニットごとに常勤の管理者配置が必要です。さらに管理者は、以下2つの条件をクリアしていることが義務づけされています。

他の業務と兼任する管理者が多いため、ある程度人員が必要とされるでしょう。ユニット数が多いグループホームの場合、管理者の数もユニットごとに必要となるため、多めの人員確保をおすすめします。

代表者の人員配置基準

代表者は、グループホーム全体管理を担当する人です。管理者はユニットごとに管理を担当しますが、代表者は事業所の代表者として全体を管理します。代表者は、以下2つの条件をクリアしていることが義務づけされています。

代表者は介護職に必要な資格はもちろん、実務経験や知識が必要とされる職種なのです。

勘違いしやすい人員基準の項目

グループホーム運営における人員基準には、たくさんの条件やルールづけがされています。基準を満たさないグループホーム運営はできないのですが、よく勘違いして認識してしまう項目があるため、事前にチェックしておきましょう。

介護職員は全員常勤でなくても良い

介護職員の人員基準についても少し触れましたが、介護職員には常勤以外にもパートやアルバイトなどの雇用形態で働いている人もいます。利用者3人につき1人以上は常勤の介護職員が必要ですが、全員常勤でなくてもOKです。特に介助が必要な時間帯は、介護職員の人員不足が顕著となります。常勤者だけでなく、パートやアルバイトスタッフも含めて、ケアが行き届くように工夫しましょう。

24時間3人に1人が常勤者でなくてもいい

介護職員は、運営している時間帯全てに常勤者が必要ではなく、労働時間と利用者の総数に対しての基準で制定されます。24時間運営のグループホームの場合夜勤業務が発生しますが、夜勤時間帯に常勤者がいなくてもOKです。時間帯によっては、介護職員の人数が少なくなることもありますが、常に3人に1人常勤者がいる運営でなくても良いのです。

人員基準を超えた運営をしてもOK

グループホームの運営において、人員基準の制定がされていますが、基準を下回らないことがポイントです。例えば介護職員の場合、3人に1人が常勤者であることが義務付けられていますが、3人に2人が常勤でもかまいません。ユニットごとに配属される人員が4人でもOKなのです。人員基準は、グループホームを適切に運営するための指標として定められています。人員を超えてスタッフが増えるほど、目が届きやすくなるため手厚いケアを受けられるでしょう。人員の確保が十分にできている施設ほど、クオリティの高いサービスも期待できます。スタッフの負担が軽減するだけでなく、利用者の方も過ごしやすい環境が作れるのです。

人員基準が規定と異なることもありうる

グループホームの運営において人員基準は共通化されていますが、中には基準が異なる施設もあります。グループホームの職員数は規模や役割の数によっても変動しますが、スタッフの数はルール化されていないのも現状です。そのため、利用者のご家族がグループホームを選ぶ基準として、手厚いケアをしてもらえるか?も判断材料となります。人員基準をベースに考えて選ばれる場合、人員が少ないと不安を抱かれることもあり、入居者希望者が減ることもあるでしょう。人員基準はグループホームを運営するために必要な、最低基準ラインです。+αのフォロー体制が整っているか?選ぶ基準となるので、運営のヒントにしてみましょう。

人員基準を押さえて市場価値の高い運営を心がける

グループホームの人員は、利用者はもちろんスタッフが運営しやすい基準ラインとして設けられています。利用者が気持ちよく過ごしたりスタッフが働きやすかったりなど、グループホーム全体の運営がうまくいくような人員確保を心がけましょう。特に障がい者向けのグループホームの場合、ゆとりのある人員確保はかかせません。ケアするスタッフの多さや目の届きやすい環境を整備できれば、グループホーム利用者は増えるでしょう。グループホーム運営をうまく進めるためにも、人員基準をもとに理想的な経営方法を考察してみてくださいね。