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フランチャイズで多店舗展開するメリット・デメリットとは

グループホームを運営するにあたって、フランチャイズの利用を検討するケースも少なくありません。さらに多店舗展開で売り上げアップを目指したいと思うこともあるでしょう。このページではフランチャイズで多店舗展開を図るメリット・デメリットや多店舗展開するタイミングなどを分かりやすく解説するので、多店舗展開を考えている方は参考にしてください。

多店舗展開のメリット

フランチャイズで多店舗展開を図りたいと考える際、どんなメリットがあるのでしょうか?ここでは、どのようなメリットがあるかについて紹介します。

売上の増加が見込める

たとえば1つのグループホーム運営であれば、その入居者数などによって売り上げは決まってしまいます。それ以上の収益を上げたいのであれば、グループホームの規模を拡大するしか手はないでしょう。複数のグループホームを運営することで、今よりも売り上げ草加は見込めると考えられます。もちろん入居者がいなければマイナスの側面もあるので注意が必要ですが、入居者さえ獲得できれば店舗数を増やせば増やすほど売り上げアップにつながるのです。

さらに「ドミナント効果」が発生する可能性も高まります。ドミナント効果とは周辺の地域で同じブランドの店舗が増えたことで、知名度が高まるだけでなく顧客からの信頼感も高まるという効果のこと。フランチャイズというブランド力の高さにドミナント効果が加われば、より地域住民に信頼されるグループホーム運営がしやすくなるでしょう。

リスクヘッジ・事業の安定に繋がる

グループホームに限らず、どんな業界においても競合他社は必ずあるものです。今の環境で競合他社が近くにない状況であれば、とくに問題はないかもしれません。しかし近隣に似たようなサービスを提供する他社のグループホームが出来れば、入居者を集めるのが困難となり、空室リスクが高まる可能性も。そういうケースのリスクヘッジとして多店舗展開をしておくのも良いでしょう。多店舗展開しておけば、万が一ひとつのグループホームで入居者が集まらなくても、他のエリアにあるグループホームの売り上げがあるためトータルでの売り上げがゼロになることはありません。

またオーナー自身が体調不良や事故に遭ったなど、グループホームの運営に支障をきたす状態に陥る可能性もあります。もし複数のグループホームを運営していれば、その店舗を任せられるスタッフも育成できているでしょう。多店舗展開はひとつだけで運営しているよりも柔軟に対応がしやすく、融通が利きやすいというメリットもあるのです。その結果、グループホーム運営の安定化につながります。

多店舗展開のデメリットとは

残念ながら、多店舗展開はメリットばかりの方法ではありません。複数のグループホームを管理しなければならないため、その分のデメリットもあるでしょう。ここでは、どのようなデメリットがあるのか紹介します。

経営が複雑になる

多店舗展開をするにあたって、経営の管理が非常に複雑になってしまうというデメリットもあります。一つのグループホームの運営だけであれば、常に目の届く範囲の管理しかする必要はないでしょう。しかし店舗が多くなればなるほど、発注管理・入居者管理・会計処理・人材採用など様々な業務が増えてしまい、管理できない状況に陥る可能性も。その結果ミスも増えてしまい、グループホームの入居者・スタッフに影響を及ぼしかねません。 そういったデメリットをなくすために、管理しやすい環境を整えることが大切です。

人材の確保及び教育が大変

多店舗展開をするメリットのひとつにスタッフの配置など柔軟な対応がしやすいという点を挙げましたが、その反面、複数のグループホームを運営するための人員を常に確保しなければなりません。フランチャイズということで高い知名度を誇っていれば、人員は比較的確保しやすいですが、介護業界は常に人材不足と言われている状況です。さらに即戦力となる人材を確保するのは非常に難しいでしょう。

また人材を確保できたとしても、もし介護業界の経験がないスタッフであればイチから全てを指導していく必要があります。もちろんベテランのスタッフがマンツーマンで指導できる環境であれば問題はありませんが、人員に余裕のない状態であれば新人教育も難しくなってくるでしょう。ただフランチャイズの場合、本部は人材育成のノウハウを教えてくれるケースなどもあるため、そういったサービスを利用すればデメリットの面は抑えられます。

フランチャイズ経営なら多店舗展開しやすい理由がある

フランチャイズで起業する場合、フランチャイズの本部が時間・コストを費やし培ってきたノウハウを活用できるという魅力があります。本来であれば自分でグループホームの運営をするなら全てのことを一人で賄わなければなりませんが、フランチャイズであれば様々なサポートが受けられるため、より起業がしやすくなるでしょう。もし1つのグループホーム運営が成功すれば、オーナー自身がノウハウを学ぶだけでなく、自信もつきやすくなります。そのため多店舗展開への不安も抑えられ、複数のグループホームを設けたくなるのです。

ただ一つ目のグループホームを成功させなければ、複数の店舗展開も考えられないでしょう。フランチャイズであればノウハウだけでなく、ブランド力や信頼性も得ているため、経営をスタートしてから軌道に乗るまでの時間も少なくて済みます。そのため経済的負担も抑えられ、次の店舗の資金に回すこともしやすくなるでしょう。

多店舗展開のベストなタイミングとは?

どんな場合でも店舗数を増やすにあたって、そのタイミングに迷うはずです。どのタイミングで多店舗展開に踏み切れば良いのか、疑問に思って当然でしょう。

多店舗展開をする上で重要なことは、1つ目のグループホームの運営が安定しているということです。どんなに多店舗展開を図りたいと思っていても、1つ目が安定していなければ、2つ目を立ち上げても上手くいく可能性は低いでしょう。基本的には新しくグループホームを立ち上げたとしても、すぐに収益が得られるわけではありません。軌道に乗るまで赤字の状況が続く可能性もあります。そのため1つ目のグループホームの収益で2つ目の赤字をカバーしていく期間があるのです。多店舗展開を考えるのであれば、赤字のリスクを最大限減らせるかどうかを考えましょう。

まとめ

多店舗展開にはメリット・デメリットの両方があり、そのことを踏まえた上で検討することが大切です。ただフランチャイズだからこそ多店舗展開もしやすくなり、人材育成などのノウハウも教えてもらえるなどの魅力もあります。もし多店舗展開を考えているのであれば、手厚いサポートが受けられるフランチャイズの本部を選ぶようにしてください。サポートがしっかりとあれば、多店舗展開の相談などにも応じてくれるでしょう。

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