フランチャイズで加盟店として経営を続けていると、順調なときもあれば急に売り上げが落ちてしまい、なかなか先が見えてこないこともあります。そのような場合はオーナーの手腕を発揮するチャンスと考えることもできます。
ただし大切なのは問題を1人で抱え込んで悩まないこと。ここでは事業者として本部だけに頼らずできる解決手段として、フランチャイズ加盟店同士での情報交換や横のつながりの必要性について解説しています。
単独経営の事業者と比べてフランチャイズ経営の事業者で大きく異なるのは、同じ看板を掲げた同業者が多数いるということです。経営上の問題が生じた際には、FC本部に相談することも重要ですが、同業者と情報交換ができるのもメリット。 むしろ本部側がそういったコミュニティを提供してくれるかもしれません。
フランチャイズ本部の考え方にもよりますが、加盟店同士の交流に積極的なところもあります。そうでなくても経営のための勉強会を開くことはありますので、そうしたチャンスを活かすことで横のつながりを構築することができます。
それぞれの加盟店で経営環境が異なるので、そのまま使えるとは限りませんが成功しているオーナーの話を聞くだけでも励みにもなります。また情報交換をする中で、新しいアイデアや解決方法が見つかる可能性もあります。
同業者との情報交換のメリットを受けられるのは加盟店舗が多いことが前提です。そのためフランチャイズ本部を選ぶ際には加盟店数が一つの指標になります。新規参入のフランチャイズなら目標加盟店数も確認しておきましょう。
加盟店舗が多いということは参考になる成功体験も聞ける機会も多くなります。また本部としても加盟店舗を集めた表彰式や交流会なども開催しやすく、オーナーとしても経営のモチベーションアップにつながります。
もちろん本部が作成した加盟店マニュアルや経営理論を理解し着実に実行することがなにより大切。その上で実際に他の加盟店オーナーの生の声を聞くことで、そうした理論に説得力が追加されることになります。
※Google検索「グループホーム フランチャイズ」の検索上位12社の内、公式サイトにFC展開拠点数を掲載している障がいのある方向けグループホームのフランチャイズ本部を調査。その数が多い上位3社を選定しました(2022年6月9日調査時点)。