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障がい者向けグループホームの将来性

フランチャイズで障がい者向けグループホーム事業へ新規参入や、事業を拡大をする際、グループホームがビジネスとして将来性を期待できるものなのか気になるもの。このページでは、障がい者向けグループホームの将来性や開業の意義などを解説しているので、自分なりにきちんとビジネスプランを構築する際の参考としてご活用ください。

グループホーム業界の実態と現状

2003年から営利法人によるグループホームが急増しており、2006年からは医療法人や福祉法人よりもグループホーム経営の方が多くなるという状態が発生しています。

また、必然的にグループホーム事業で求められる人材へのニーズも高まっており、支援スタッフは正規・非正規を問わずに求人数が増えているといった現状です。

加えて、働き方改革や労働基準法の改正といった社会情勢によって、従業員に対する福利厚生の内容や就労条件の見直しといったことも必要となっており、グループホーム事業を安定化させるためには合理的かつ積極的な人材マネジメントや事業計画のプランニングといった意識が大切になっています。

グループホーム事業の将来性や事業参入メリットを考える場合、同一商圏における競合他社の存在へ注意するだけでなく、そもそも自らの事業の健全な継続について検討することが欠かせません。

さらなるニーズが予想される障がい者向けグループホームの将来性

障がいを持つ方の増加に伴うニーズ増大

厚生労働省が公開しているデータによると、日本には約965万人の障がいのある方がいます。この人数は日本の約8%にあたる数字です。年齢を重ねることにより身体に障がいを持つ方もいるため、高齢化が進む日本ではその人数が今後も増えることが予想されます。

また、グループホームの利用者が増加している事実もあります。このことからも分かるように現代日本では、障がい持つ方へ向けたグループホーム利用ニーズが今後も増え続けると予想できるでしょう。

参照元:厚生労働省_障害保健福祉施策の動向等【PDF】((https://www.mhlw.go.jp/content/12601000/000763127.pdf)

介護従事者に対するニーズの拡大

グループホーム事業全体の社会的ニーズが増大することに比例して、必然的に介護業務へ従事する支援スタッフへの人材ニーズも拡大していきます。

一方、介護分野での人材不足は深刻な課題として考えられており、国の政策として介護・福祉に関する専門技能を有した外国人労働者の活用といった政策も議論されているのが実状です。

ただし、利用者からグループホームに対するニーズの増大は経営チャンスの拡大につながりますが、人材ニーズの拡大は競合他社との間で魅力的な人材獲得競争の激化に発展する可能性も。将来的なグループホーム事業の運営には多角的なマネジメントやビジョンが求められるでしょう。

障がい者向けグループホーム事業への参入は社会貢献にもつながる

日本の現状や将来に対する様々なシミュレーションを比較検討しても、超高齢社会による要介護者の増加と、介護・福祉業務に従事する労働力の減少といった問題は真正面から向き合わなければなりません。日本全体で解決していくべき未来への課題でもあります。

そのような社会情勢にあって、障がい者向けグループホーム業界へ参入し、障がいを持つ方や家族の負担軽減をサポートする事業を始めることは、社会的にも重要な意義が認められることといえるでしょう。

近年は「やりがい搾取」といった言葉も流行し、社会貢献や仕事へのやりがいだけを強調して過酷な就労条件を強いる労使問題が議論されていますが、健全な労使関係やグループホーム運営を目指す限り、障がい者向けグループホーム事業への参入は立派なビジネスであると同時に社会貢献なのです。

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